『ルーンファクトリー:アズマの守護者』は、これまでのシリーズの中で最大のゲームであり、新たなプロデューサーである藤井久が手掛けました。本作では、アクションRPGや農業要素に加え、村づくりの要素を導入しました。この新しい要素は、プレイヤーが日本の伝統的な景観を再現し、自らの手で影響を与えることができるものであり、シリーズに新たな風を吹き込むことを目指しています。
村づくりを追加する適切なタイミングは、プロジェクト開始時からのアイデアであり、東日本を舞台にすることでオリジナルの日本の風景を再現する意図がありました。また、プレイヤーがカスタマイズできるゲーム要素や建物を提供することも重視されています。
ゲームデザインには日本の建築スタイルを取り入れ、実際の背景モデラーやアーティストが制作に貢献。さらに、初の二人の主人公が登場する本作では、選択に応じて物語が変わり、キャラクターの独自性を保ちながら自然な物語の流れを維持する挑戦がありました。
農業要素は簡略化され、プレイヤーが感じる負担を軽減すると共に、村の成長に伴いNPCが参加し、タスクを割り当てることが可能に。新しい「聖なる宝物」や武器が日本の文化に基づいて設計され、戦闘だけでなく村づくりにも寄与する要素が取り入れられました。
季節ごとに変化する村が登場し、特定のイベントが各村で行われる仕様。恋愛候補も多彩で、キャラクターの個性や成長が描かれており、プレイヤーはより深い人間関係を楽しむことができます。藤井は、特に男性キャラクターのカイと女性キャラクターのマツリを好みと語っています。新しいルーンファクトリーを楽しみにしています。