RazerとWorldは、ゲーム体験を変革し、ボットの増加に対抗するための戦略的パートナーシップを発表しました。この提携により、World IDの人間確認技術がRazer IDエコシステムに統合され、デジタル環境におけるゲーマーのインタラクションが向上します。
新しい「Razer ID verified by World ID」機能により、ユーザーは各アカウントに背後に実在の人物がいることを証明できます。このシステムは、Razerのすべてのサービスやソフトウェアのシングルサインオン(SSO)手段となり、ハードウェア設定ツールや報酬プログラムにも対応します。また、開発者は「人間のみ」のゲームモードを実装でき、すべてのプレイヤーにとってクリーンな競争と信頼できる環境を促進します。
World IDは、Worldによって開発されたツールで、世界で最も大規模かつ包括的な公的アイデンティティインフラを構築することを目指しています。その主な機能は、ユーザーが仮想環境で人間であることを確認し、すべてのインタラクションが実在であることを確保します。World IDを取得するプロセスは2段階で、まずユーザーはWorldアプリをダウンロードし、次に高解像度の目と顔の画像を取得するために認証センターに行く必要があります。これらの画像はコンピューターコードに変換され、確認後すぐに削除されます。
プレイヤーはRazer IDをWorldアプリにリンクさせてWorld IDを作成・確認できます。これにより、独占的なゲームモードにアクセスし、プラットフォーム内での認証が保証されます。最初の実装は、未来的な東京を舞台にしたタイトル「Tokyo Beast」で、人間プレイヤーの存在が核心的体験となります。
この機能は、オーストラリア、オーストリア、ドイツ、インドネシア、日本、マレーシア、メキシコ、パナマ、フィリピン、ポーランド、ポルトガル、シンガポール、韓国、タイ、アメリカなどの国で利用可能になり、今後数ヶ月でグローバルに拡張される予定です。