2025年3月13日、公式Xboxポッドキャストで、マイクロソフトは「Copilot for Gaming」を発表しました。これは、同社の主力GPT-4oシステムをXboxファミリーのシステムに統合したもので、プレイヤーを支援し、効率向上を目指しています。XboxのゲームAI担当副社長ファティマ・カルダールは、「ゲームは詰まってしまう唯一のエンターテイメント形式であり、それを乗り越える手助けをするために開発された」と説明しました。
マイクロソフトはこのツールを「究極のゲームサイドキック」として位置づけ、ゲームのインストール、スピードプレイ、スキル向上のためのコーチング、よりソーシャルな体験の提供を目指しています。しかし、この機能が任意で利用できるのかどうかはまだ不明で、Xboxインサイダーに向けてモバイルアプリでプレビュー提供される予定です。
しかし、一部のプレイヤーはCopilot for Gamingのアドバイスの信頼性に疑問を呈しています。テクノロジージャーナルのArs Technicaは、Minecraftでのデモを受けて「この種のゲーム内ヒントは、会話型AIの革新的な利用法とは言えない」と指摘しました。また、Redditのユーザーからは、「効率的にゲームをプレイしたくない」「チャットボットと話す時間が無駄だ」という否定的な意見も出ています。
カルダールは「こうした機能はプレイヤーの選択に任される」と強調し、プレイヤーからのフィードバックが重要であると述べました。しかし、具体的な提供開始時期や対応デバイスについてはまだ明らかにされていません。情報が限られているため、ゲーマーたちはマイクロソフトのAIコパイロットを受け入れることに消極的であるようです。