マイクロソフトは、ゲーム産業におけるプラットフォーム間の競争の常識を覆そうとしているようです。ファーストパーティゲームを競合コンソールに公開するだけにとどまらず、Xboxは主要なPCゲームプラットフォームであるSteamと提携する準備をしているようです。
The Vergeによると、マイクロソフトは新しいクロスデバイスユーザーインターフェースを示す画像を木曜日に一時的に公開しました。画像には、ユーザーのゲームライブラリビューに「Steam」というフィルターがはっきりと表示されています。この画像は「Opening a Billion Doors with Xbox」というブログに掲載されており、マイクロソフトのプラットフォーム非依存の戦略について語っています。画像はThe Vergeの問い合わせ後に迅速に削除されたようです。
この画像の公開は誤りであったと思われますが、Steamとの統合がXboxに来ることを示すものなのでしょうか?「すべてのスクリーンがXboxである世界」で、それが具体的に何を意味するのでしょうか。
ユーザーのSteamライブラリをXbox PCアプリ内で表示可能にすることは、現実的な戦略です。The Vergeの情報筋によると、マイクロソフトはPCにインストールされたすべてのゲームをXboxアプリで表示可能にする計画を持っており、他のPCゲームランチャーもこれを実現しています。
また、マイクロソフトがSteamとの統合をデスクトップPCを超えて拡大する可能性もあります。画像には複数のデバイス上で動作する新しいXbox UIが表示されており、ラップトップやスマートフォン、タブレット、そしてゲーム機も含まれています。これは、WindowsとXboxのエクスペリエンスを統合するというマイクロソフトの戦略と一致しています。
将来的なXboxコンソールやデスクトップ、ポータブルPCでSteam統合が実現する可能性もあります。Xboxのフィル・スペンサー氏は、コンソールプラットフォームがPCのようにもっとオープンであるべきだと語っており、ライバルストアであるEpic Games StoreやSteamのXboxへの導入に前向きな姿勢を示しています。
Windows Centralは、次世代のXboxコンソールにSteamを導入するためのマイクロソフトとValveとのパートナーシップについての噂を伝えています。この最新の画像はおそらくモックアップであり、その公開は意図しないミスであったでしょうが、未来の展望を示す兆しであることに変わりはありません。