ゲーム内でのレアドロップの追求は、多くのRPGファンに共通する経験です。著者は「スイコデンII」におけるホワイトタイガーを狩り続け、レアなアイテム「ダブルジャブオーブ」を求めて200体以上倒しました。この行動は自己懐疑を引き起こしながらも、「なぜ自分はこんなことをしているのか?」と問い続けます。
著者は、コンプリート志向からくる「全てを100%達成したい」という欲求のため、他のゲームや趣味に時間をかけられなくなることを懸念しています。また、ポケモンやスーパーマリオのような作品に親しんできたため、完璧主義的な習慣をやめるのが難しいと感じています。特に、性別が異なるスタートポケモンを求めるためにゲームを何度もリセットしたエピソードが語られています。
「スイコデンII」のダブルジャブオーブは、ゲームクリアに必須ではありませんが、敵を圧倒する楽しみからその入手に執着します。さらに、キャッスルヴァニアシリーズのように、敵魂を収集する楽しみも相まって、同じ敵を何度も倒すことに没頭します。著者はその経験を振り返りながら、長時間の grinding に専念することで得られる満足感についても言及します。
また、「EarthBound」の中での限られた時間内に「キングスソード」を求めて格闘するエピソードも紹介されており、運の悪さとドロップ率がテーマになります。著者は、他のプラットフォームでのトロフィー獲得には興味が薄れているものの、RPGにおけるレアアイテム収集への挑戦心は消えないと告白しています。最終的に、運に頼らざるを得ないこの体験が、ゲームプレイをより楽しむ要素になっていると締めくくります。