ポーランドの開発会社People Can Flyは、ソニーと新たな契約を結び、PlayStationのフランチャイズに基づくプロトタイプを開発することを発表しました。このゲームのコードネームは「Project Delta」で、詳細はまだ明らかにされていません。
プロダクション契約により、開発作業は「ワーク・フォー・ハイアモデル」で行われ、これは出版社から依頼された業務を実施し、報酬を得る形式です。この契約に従い、製品の開発は段階(マイルストーン)に分かれ、協力に関する具体的な条件は契約の付属文書に詳細に記されています。
People Can Flyは、この種のコラボレーションには新しい会社ではありません。2023年6月には、マイクロソフトと提携して同社のIPに基づくゲームを開発することが明らかになりました。彼らは過去にEpic Gamesと共に「Gears of War」三部作の開発に関わり、2013年にはスピンオフタイトル「Gears of War: Judgment」の開発も主導しました。最近では、「Gears of War: E-Day」というタイトルがThe Coalitionと共同開発されていることが確認されました。
今回のプロジェクトに関しては予算の情報は記載されていませんが、マイクロソフトとの提携とは異なります。People Can Flyは「Painkiller」や「Bulletstorm」、「Outriders」といったシューティングゲームの開発歴があり、PlayStationファンは新たな「Resistance」や「Killzone」ゲームの可能性に期待しています。これらのSFフランチャイズは、10年以上も新作が出ていない状態です。
また、People Can Flyは最近、VRゲームの出版業務を段階的に終了することを発表し、VRプラットフォームホルダーからの投資不足を理由に挙げています。今後は、自己出版、ワーク・フォー・ハイア、または共同開発モデルに焦点を当てた伝統的なトリプルA開発に専念する方針です。