GTA 6のマップを『グランド・セフト・オート5』で再現したモッダー、ダークスペースが、ロックスターゲームスの親会社であるテイクツーからの取り下げ通知を受けてプロジェクトを中止しました。ダークスペースは、リークされた座標や公式トレーラーの映像を使用して、無料ダウンロード可能なGTA 5マップを開発しました。さらに、YouTubeチャンネルにプロジェクトのゲームプレイ動画をアップロードし、GTAファンの注目を集めました。
先週、ダークスペースは、テイクツーが削除リクエストを提出したことで、YouTubeから著作権のストライキを受けました。複数のストライキはチャンネルの停止につながる可能性があるため、ダークスペースは、テイクツーからの明示的な要求がなくても、全てのダウンロードリンクを削除しました。彼はまた、テイクツーの行動を批判する動画を公開し、自身の再現があまりにも正確すぎた可能性があると述べました。
IGNとのインタビューで、ダークスペースはテイクツーの介入を予想していたことを認めました。彼は、このモッドがコミュニティのマッピングプロジェクトに基づいていて、公式ゲームワールドのサプライズを台無しにする恐れがあることに言及しました。大半はトレーラーの映像に依存していたものの、テイクツーはこのプロジェクトを新作リリースへの脅威と見なしていた可能性があると推測しました。
ダークスペースはプロジェクトを完全に放棄し、テイクツーの立場を考慮してモッドを続けることの無意味さを語りました。また、GTA 6に関連するGTA 5のモッドは今後避けることを確認しました。この中止は、テイクツーがGTA 6のコミュニティマッピングプロジェクトにも手を出すのではないかという懸念を引き起こしています。
元ロックスターの開発者は、テイクツーのアプローチを擁護し、同社がビジネス利益を守るためのものであると説明しました。公式コンテンツを模倣するモッドは、将来のリマスターや新作リリースに影響を与える可能性があるため、その削除は戦略的決定であると述べました。