ValveのSteamOS 3.8はリリースが間近であるが、YouTuberがその発表前にROG Allyにインストールすることに成功した。
SteamOS 3.8のリリースは避けられない状況で、YouTuberは最新のLinuxベースのSteamOSを使ったROG Allyの初期性能を示した。Valveは3月中旬にSteam Deck向けのSteamOS 3.7プレビューを提供し、非Steam Deckハンドヘルドのサポートを始める約束を果たした。非Steam Deckハンドヘルドで完全にサポートされる最初のバージョンがSteamOS 3.8であると明言されている。
現時点では、SteamOS 3.8はまだ公式に公開されていないが、YouTuberはこの最新バージョンをROG Allyにインストールすることに成功した。現在公式にSteamOS 3.8をサポートしているハンドヘルドはLegion Go Sだけであり、ETA Primeが最近の動画で紹介している。このコンソールはLenovoとValveの特別なコラボレーションによって開発されただけに、他のハンドヘルドでSteamOSが動作するというニュースが注目されている。
ROG AllyはデフォルトでWindows 11を搭載しており、多くのユーザーはValveがこのコンソール用の公式SteamOSを発表するのを待っている。公式リリースは近いが、現時点では「非公式」としても動作している。ただし、YouTuberのThe Phawxが示したように、いくつかの制限がある。ROG Allyは15Wモードにロックされているため、性能が制限されている。
ROG AllyのTDP範囲は10-30Wであり、15W TDPでは性能が制限される。一方、Steam Deckは最大15Wで動作するため、この点で比較は公平だ。ゲームのベンチマークテストでは、ROG AllyがいくつかのゲームでSteam Deckを上回っていることが示されており、性能の差は小さいが、特に低負荷時の動作が素晴らしい。
カスタム4コア/8スレッドCPUは、より強力なZ1 Extremeに対して優位に立つこともあったが、Z1 Extremeは電力不足により過熱されていたため、いくつかのケースでは予想通りである。公式リリースによって電力制限が解除されることで、ROG Allyや他のハンドヘルドがその本来の性能を発揮できるようになるだろう。
SteamOSは非Steam Deckハンドヘルドだけでなく、デスクトップPCにも近日中にリリースされるという報告もある。