『僕のヒーローアカデミア』は、善と悪の究極の対決が展開される長寿ヒーローアニメであり、最終シーズンに入ることが発表された。東京で開催されたAnimeJapan 2025エキスポにおいて、東宝は第8シーズンのティーザートレーラーと主要ビジュアルを公開した。主人公の出久(デク)が悪役の死柄木(シガラキ)と対峙する構図が描かれている。
この作品は、人口の約80%が「個性」と呼ばれる超能力を持つ世界を舞台に、緑谷出久と彼の同級生たちがプロのヒーローになるために訓練する姿を描いている。彼らは、悪用する者から社会を守るべく奮闘している。
『僕のヒーローアカデミア 最終シーズン』は、10月にグローバルデビューを果たし、クランチロールが全世界の配信権(アジアを除く)を獲得した。このプラットフォームは、日本で放送される当日、国際的な視聴者に新しいエピソードを届ける同時配信の伝統を継続する。
監督には、前シーズンである第7シーズンを手掛けた中山奈美が復帰する。原作漫画は、昨年8月に『週刊少年ジャンプ』で連載が終了している。シリーズ作である黒田洋介(『トライガン』)がシリーズ構成を担当し、アニメ制作は「僕のヒーローアカデミア」の普及に寄与したボンズが行う。
製作チームには、主要監督の長崎健司、キャラクターデザインの馬越嘉彦(『ベルセルク』)や小田島寿美、音楽を担当する林幸治など、シリーズの常連メンバーが揃っている。東宝は1932年に設立され、映画、演劇制作、アニメ、そして不動産といった四つの主要な事業分野で運営されている。象徴的な「ゴジラ」シリーズや黒澤明の名作『七人の侍』など、豊かなカタログを誇る。
クランチロールはソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントとアニプレックスの独立したジョイントベンチャーとして運営されている。