今夏、特にメジャーリーグベースボール(MLB)のファンにとって、任天堂のロゴを多く見ることになるでしょう。シアトル・マリナーズは、木曜日に任天堂と「初の公式ジャージースリーブパートナーシップ」を結んだと発表しました。これにより、任天堂のロゴと任天堂スイッチ2のロゴが、3月27日からマリナーズの選手の袖に掲載されます。
任天堂の「レーストラック」ロゴはマリナーズのホームジャージに、より大きなスイッチ2ロゴはアウェイジャージに表示されます。マリナーズによれば、これによりシアトルを拠点とするチームは、ホームとアウェイで異なるロゴを使用するMLB初のチームとなります。
シアトル・マリナーズのビジネス運営部門の社長ケビン・マルティネスは、「1992年から任天堂とマリナーズは切っても切れない関係にあります」と述べています。これは、ワシントン州レドモンドに本社を置く任天堂オブアメリカが90年代初頭にマリナーズを買収したことを指しています。(任天堂は2016年にその株を売却しました。)マルティネスは「マリナーズがフィールドに出るたびに、私たちのジャージースリーブは任天堂オブアメリカがノースウェスト地域とチームのために行ってきたすべてのことを思い起こさせるでしょう」と述べています。
アメリカのスポーツチームにビデオゲーム会社のロゴが登場することは非常に珍しいです。ゲームブランドは、スポーツレースやヨーロッパのサッカーリーグでは一般的ですが、シアトルは特例と言えます。地元のもう一つのチーム、シアトル・サウンダーズFCは、2009年から2016年までジャージにXboxのロゴを掲載していました。
MLBのジャージにロゴを使用することは、2022年以前はほぼ禁止されていました。しかし、2022-2027年の団体協定により、選手のユニフォームやバッティングヘルメットの一つの袖に企業のロゴを小さく表示できるようになりました。
シアトル・マリナーズの新しい任天堂ブランドは、来週の開幕日にアスレチックスをホストする際に見ることができます。