ファースト・インク(First Ink)は、マックミラン・チャイルドレンズ・ブックス(Macmillan Children’s Books)のインプリントであり、デビュー作家のアナベル・コーマック(Annabelle Cormack)による「ハートを打つ」ロマンティックファンタジーYA三部作の世界的権利を獲得した。四者入札の結果、マックミランのコミッショニング・エディター、チャーリー・カステレッティ(Charlie Castelletti)がボンド・エージェンシー(Bent Agency)のモリー・カー・ホーン(Molly Ker Hawn)から権利を購入した。三部作の第1巻「月のように昇る」(Like the Moon We Rise)は、2026年秋にハードカバーで出版される予定だ。
この本は、「読者が渇望する壮大な魔女のロマンティックファンタジー」として描かれており、卓越した世界観、倫理的に灰色のヒロイン、予言、王子、ケルト神話、ドラゴン、友情からライバルそして愛情へと変化するロマンスなどが含まれている。
物語は、毒の乙女であるオーリエル(Auriel)が、予言の一環として若い王子に約束され、帝国との長年の戦争で駒として扱われる様子を描いている。あらすじは続けて「しかし、オーリエルには常に暗い存在があり、王子や女帝について学ぶにつれて、誰を信じればよいのか不安になる」と述べている。
コーマックは「この物語を実現させるためにファースト・インクという最高のチームと共にできることを望んでいた。子供の頃からこの本に取り組んできたので、こんなにも安全な手に渡り、やっと共有できることがとても嬉しい」と語った。
カステレッティは「ファースト・インクでは最高の品質の本を出版しており、月のように昇るはそのまさにそれだ。雰囲気のあるトロピーなストーリーで、ベラドンナやレッドクイーンのファンにぴったりなアクセスしやすい作品です」と述べ、コーマックを新たなロマンティックファンタジー界の重要な声と称賛した。「2026年のリーダータイトルとして、ファースト・インクで発表されるこの作品に全ての人々が触れるのを待ち望んでいる」と締めくくった。