『ワイルド』からのクラッチクローの排除は歓迎されるものである。以前は、モンスターの弱点を柔らかくしないと意味のあるダメージを与えられず、そのために勢いが削がれてしまっていた。しかし、その代わりに新しいメカニクスが導入され、これらはシームレスに連携する。
フォーカスモードにより、弱点を狙いやすくなり、継続的に攻撃することで負傷を与えることができる。攻撃はこれらの負傷にボーナスダメージを与え、バーストダメージによって一連のサイクルがリセットされる。
また、オフセットアタックは、適切なタイミングでのカウンター攻撃に報酬を与えるものであり、パワークラッシュはモンスターのあごや腕と対峙する緊迫感のある瞬間を提供する。フォーカスストライクは、露出した負傷への特別攻撃だ。全ての武器タイプには新たなツールやコンボ、メカニクスが追加され、スキル表現の余地が大きく広がっている。ランスでのカウンター攻撃のタイミングや、剣と盾での滑らかな動きがとても楽しい。
さらに、セイクレットを使えば、狩りの間に別の武器に切り替えられる。『ワールド』のテイルライダーのように、モンスターの背中から騎乗攻撃やジャンプ攻撃を行い、武器を研ぎ直したり、ヒールすることも可能だ。信頼できるパリコは、ヒールやクレンズ、モンスターへの罠の展開や、状態異常からの救出を行う。
『ワイルド』は狩猟者に成功するためのツールをさらに増やしたが、モンスターにも相応の補償はしていない。フォーカスストライクにより、連続スタンやダウンを与えられ、モンスターが何もできない状況を作り出すことも可能である。これに対抗するための体力プールの増加や、連続ダウンへの耐性を与えることが考えられる。
状態異常は以前と比較してあまり厳しく感じられず、モンスターの攻撃も同様に痛みを伴わない。それは低レベルの装備を使ったり、パリコやセイクレットを置いていくことで自らを危険にさらす必要があるためだ。
これらの要素—武器の精度、ダメージ、状態異常、セイクレットの機動性—は、狩猟時間を大幅に短縮させる。これは明らかに利点があるが、ベテランプレイヤーはただアークヴェルドやゴア・マガラの狩猟だけでは物足りなさを感じるかもしれない。