マーク・ハーバストさん(68歳)は、故妻ジャッキーを偲ぶため、世界を自転車で30,000キロ巡る旅に出ています。この旅は、彼の愛とレジリエンス、他人の親切がどのように影響を与えるかを証明しています。旅の一環として、彼はプリンセス・マーガレット癌センターのために資金を集めており、同時に自転車で地球を一周する最年長記録を目指しています。
彼の冒険は、2023年1月にタイで始まり、21カ国を巡る計画です。オーストラリアにいる彼は、厳しい環境や極端な天候の中で何千キロも自転車を漕いでいます。ハーバストさんの愛する妻ジャッキーは、48歳で癌と診断され、2021年12月に亡くなりました。彼は、「ジャッキーの精神や人生を楽しむ意欲を称える方法だ」と語っています。
この旅の一環として、彼はジャッキーの遺灰を世界に撒くことも目指しています。ハーバストさんは毎日最大11時間ペダルを漕ぎ、厳しい条件でキャンプしながら進んでいます。特にオーストラリアのナラボー平原では、過酷な環境に直面しましたが、旅の中で出会った他人の親切に感謝しています。
彼は飢えたときに食事を提供されたり、住居を提供されたりする親切な人々に感動しています。「人々の善意に触れて、世界にはまだ多くの良いことがあると信じられる」と振り返ります。彼の旅は記録を破るだけでなく、癌研究のための意識を高めることが目的です。
ハーバストさんは、6,500キロの旅を終えた後、ニュージーランドや北米を巡る予定です。この旅を通じて、助けを求めることの重要性を感じた彼は、人とのつながりに対する考え方が変わったと語ります。彼は「与えられた贈り物を無駄にしないでほしい」と人々に呼びかけています。