Palworldの開発会社Pocketpairは、任天堂がそのポケモンスタイルのゲームに対して法的措置を講じた瞬間について語った。グローバルコミュニティマネージャーのジョン・バックリーは、GDCで「非常に落ち込む日だった」と振り返った。その影響で、PlayStation版のリリース直前でありながら、東京ゲームショーも控えていたため、プロジェクトを縮小せざるを得なかったという。
2024年1月のPalworldの爆発的なローンチでは、24時間で200万人以上のプレイヤーを獲得したものの、9月に任天堂の法的措置が発表されるとチームは一気に厳しい状況に直面した。バックリーは「Pocketpairのほとんど全員が大ファンであり、非常に沈んだ日になった」と述べた。
任天堂は、Palworldが「複数の特許権を侵害している」と主張し、500万円(約26,000ポンド)の損害賠償と侵害に対する差し止めを求めている。問題となっている特許は、モンスターを捕まえるためのポケボール風のオブジェクトの投げ方や、クリーチャーに乗る能力など、ゲームプレイのメカニクスに関連している。
Pocketpairは、Palworldのポケボール風メカニクスを調整し、現時点では任天堂からのさらなる苦情は寄せられていないが、Pocketpairは訴訟が起こった際には争う意向を示している。バックリーは「Palworldのリリース前に法的チェックを行い、すべてクリアされていた」と述べ、任天堂の訴訟発表時の驚きや弁護士との対応を振り返った。
その間、PocketpairはPalworldの拡張を続けており、ゲームの「エンディングシナリオ」や、Terrariaとのクロスオーバーを現在開発中である。