KDE開発者のネイト・グラハムは、新たなオープンソースコンサルタント企業「Techpaladin Software」の設立を発表しました。この会社の最初のクライアントはValveで、Steam DeckのデスクトップモードにおけるKDE Plasmaの改善を継続するためのものです。
「Techpaladin Software」は、ネイト・グラハムとリナックスファンにお馴染みの別の開発者、デビッド・エドマンドソンによって共同所有されています。また、「Blue Systems」の現メンバー約12名も同社で働くことになります。
新会社の設立以外に大きな変化はありません。グラハムによれば、これは「Blue Systemsのオーナー、私、デビッド・エドマンドソン、そしてBlue Systemsの他のスタッフとの間での相互決定の結果」だそうです。「Techpaladinは、Blue Systemsが行っていたほぼすべての人材を支援し、KDEソフトウェアの改善を生活のために行うための高い個人的および専門的自由度を享受し続ける」と述べています。また、KDE e.V.のパトロンともなるとのことです。
ビジネスモデルはBlue Systemsに似ており、企業がKDEのようなオープンソースソフトウェアの開発に対して支払います。彼らは「Valve Inc.との契約を引き継ぎ、最初のクライアントとして対応するので、Steam Deckに関連する多くのKDEソフトウェアの維持と開発を継続する」としています。
詳しくはネイト・グラハムのブログをご覧ください。この記事はGamingOnLinux.comから取材されたものです。