エニー・オースティンは、SkyrimやFallout 3などのゲームの中で、通常は見過ごされがちな要素を掘り下げた動画を制作しています。彼の人気動画は、誰も考えなかった質問を提起し、ゲーム開発者の努力への感謝を呼び起こします。
今回のPolygonの特集「リトリートウィーク」では、ゲーム内の居心地の良い場所に焦点を当て、オースティンに「平凡で奇妙な場所」への魅力を尋ねました。彼は、それらの場所は自分自身が特定の視点で決めたものであり、見方が変わるとその場所の価値も変わると語ります。
「平凡で奇妙な場所」というのは、特定の出来事が起こらないような、あまり注目されないエリアのことです。ゼルダのゲームなどでは、そうした場所が「空間間の空間」として存在することがあります。異なる視点から見ることで、そこの景観に新たな発見が生まれると彼は述べます。
こうした場所を見つけるためには、まずゲームを十分に楽しむことが必要です。彼は、プレイヤーとゲームの関係を理解することが重要だと強調します。また、最新のゲームでも古いゲームでも、居心地の良い場所は存在し、プレイヤーの探索次第で発見できるとのことです。
オースティンは、ゼルダシリーズがこうした「平凡で奇妙な場所」を提供することが多いと話し、特に「ティアーズ・オブ・ザ・キングダム」と「ブレス・オブ・ザ・ワイルド」ではその感覚を強く感じると述べています。ゲームの世界は、それ自体が生きた空間であることが感じられ、音響デザインもその要因であると分析しています。
最終的に、彼はゲーム内のこうした空間が無意識に愛されていると考えており、子供の頃のゲーム体験を追体験することが大切だと伝えています。楽しむためには、焦らずその場所をじっくり味わうことで、大人になって忘れた楽しさを再発見できると締めくくりました。