モンスターハンターシリーズの進化は著しい。かつて、モンスターハンターのゲームは3DSのeショップでしか見られなかったが、現在では「モンスターハンター ワイルズ」がSteamで1日あたり40万人以上のプレイヤーを集めている。Circanaのエグゼクティブディレクターであるマット・ピスカテラによると、ワイルズは2月の各プラットフォームで最も売れたゲームで、Steamからの売上が全体の半分以上を占めているという。これは、スイッチ独占だった「モンスターハンター ライズ」の発売時の2倍の売上だ。
この変化は、モンスターハンターシリーズがニッチなハードコアRPGからグローバルな現象へと進化したことを示している。また、カプコンにとっても重要な変遷であり、約4年前に同社がPC市場に注力することを約束して以来、その成果がついに現れた。カプコンのCOOは、2023年までに売上の半分をPCから得ることを目指していると述べていた。2024年の統合報告書によれば、PC版の売上はソフトウェア全体の約50%を占めている。
さらに、カプコンはオリジナルの「モンスターハンター ストーリーズ」などのゲームを移植することで、マルチプラットフォーム戦略を推進している。このことから、モンスターハンターシリーズのコンソール独占の歴史が完全に終わったのではないかと考えてしまう。モンスターハンターは単なる拡張を超えて、カプコンのフラッグシップとなり、PCでも最大のゲームになっている。
ただし、「ワイルズ」はパフォーマンスの問題やバグ、クラッシュが発生しており、Steamでのユーザーレビューは混在している。しかし、ピッチやドライバーの改善が続いているため、このような批評が同作の成長を妨げることはないだろう。モンスターハンターの世界に参加したい方は、PC Gamerのマルチプレイヤーハントガイドをチェックしてほしい。モンスターハンター ワイルズはSteamで購入可能である。