最近、OpenRazerドライバーとPolychromaticアプリがアップグレードされ、Linux向けのRazerデバイスサポートが向上しました。Razerによって直接サポートされているわけではなく、これはコミュニティの努力によるものです。
OpenRazerのバージョン3.10.1がリリースされ、主にバグ修正が行われました。このリリースの主な目的は、デバイスの永続機能を破損させた厳格なシリアル番号チェックに関連する問題(#2403の修正)を解決することです。
新しいデバイスのサポート情報として、以下の製品が追加されました。
– Razer Huntsman V3 Pro
– Razer Blade 15 Base(2020年後半モデル)
– Razer Kraken Kitty V2
また、バグ修正、改善、クリーンアップも行われました。具体的には、デーモンのシリアル番号チェックの緩和や、Razer DeathStalker V2 Pro TKLのイベントファイルパスの修正、razerkraken_driver.hデバイス定義の整理などが含まれています。
PolychromaticアプリもOpenRazerに基づいており、デバイス管理を容易にするために、バージョン0.9.4がリリースされました。このバージョンでは、以下の改善が行われています。
– 編集中に再生ループが最初のフレームをスキップする問題の修正(#541)。
– 非常に高解像度DPIデバイスのDPI表示改善(#535)。
– Pythonライブラリの読み込み失敗時の検出精度向上。
– ビルドスクリプトの品質向上(#537、@xgqt、@eli-schwartzによる)。
これらのアップデートにより、RazerデバイスのLinuxサポートはさらに充実しました。