スーパースマッシュブラザーズシリーズは、1999年1月21日に日本で初めて発売されて以来、長い道のりを歩んできました。最新作である「スーパースマッシュブラザーズ アルティメット」は、86キャラクターが登場し、「みんながここにいる」というテーマが特徴です。
最初の「スーパースマッシュブラザーズ64」は、わずか3人のチームで開発され、デザインやアニメーションを桜井政博が担当し、HAL研究所の当時の社長である岩田聡がプログラミングを担当しました。さらにもう一人の無名の人物が音響デザインを担当しています。岩田と桜井が任天堂からキャラクターの使用許可を得ると、開発チームは10人から15人に拡大しました。
桜井政博はインタビューで、シリーズの存在は岩田のおかげだと証言しています。彼は、HAL研究所で仕事を始めるきっかけが岩田であり、スーパースマッシュブラザーズのプロトタイプを作らなければ、シリーズは存在しなかったと述べました。
2001年に「スーパースマッシュブラザーズ メレー」、2003年には「カービィのエアライド」の発売後、桜井はHAL研究所を突然離れ、フリーランスの開発者となりました。この際、シリーズの未来は非常に不透明でしたが、岩田が桜井に「スーパースマッシュブラザーズ ブラック」を制作するように求めたことで、シリーズは存続しました。
岩田は後に任天堂の社長となり、Wiiの発表後、ファンに次のゲームについてのアンケートを実施しました。この結果、スーパースマッシュブラザーズが選ばれました。岩田は偶然にもWii向けのスーパースマッシュブラザーズの開発が開始されると発表しました。
桜井は、岩田が自分の才能を信じてプロジェクトを託けてくれたことに感謝しつつ、自分自身の創造力も成功の鍵だと認識しています。岩田の影響を受けつつも、自身の学びを重視している桜井の言葉から、彼の感謝の気持ちが伝わります。