ナイアンティック(Niantic)は、人気のモバイルゲーム『ポケモンGO』や『モンスターハンター NOW』を手がける企業で、ゲーム部門の大部分を35億ドルで売却することを決定しました。しかし、同社はAR体験である『ペリドット』と『イングレス』を保持し、今後の新しいミッションの一部とする方針です。ナイアンティックは、ナイアンティック・スペーシャル株式会社(Niantic Spatial Inc.)として地理空間ビジネスに注力する「大胆な新たな方向性」を採ることになります。
これらのゲームユニットは、サウジアラビアの政府系ファンドが所有するスコプレイ(Scopely)により購入されることになりました。買収の一環として、ゲームの開発チームはIP(知的財産)と共に移動します。したがって、これらのタイトルのファンは、急な変更について心配する必要はないとエド・ウー(Ed Wu)氏、ポケモンGOのSVPは述べています。彼は、チームが「リアルな世界でポケモンを発見する興奮と体験に集中し続ける」と約束しています。
しかし、多くのプレイヤーは、好きなゲームの一部がスコプレイに購入されることに不安を感じています。一つは、サウジ政府の関与が多くの人にとって受け入れがたい要因であることです。さらに、スコプレイ自体のゲーム運営に関する評判も良くありません。ポケモンGOのサブレディットでは、「彼らは、ゲームからできる限り多くの利益を引き出そうとし、無限のマイクロトランザクションや無料だった機能を課金制にする」といった声も上がっています。
この買収がスコプレイの一部となったゲームにどのように影響を及ぼすか、今後の動向が注視されます。開発チームが削減されることなく、プレイヤーがスコプレイの決定によって否定的な影響を受けないことを願います。